歯周病のリスクと対策
こんにちは、うえほんまち歯科です。
みなさんは歯周病に関して、どのくらいご存知でしょうか?
「名前は知ってる!けど詳しくは知らない…」
そんな方も多いのでは?
患者様の中にも、そう仰られる方がたくさんいます。
実は歯周病に年齢は関係なく、厚生労働省の公開データによると〔10代では約6割、20代では約7割、30代以上になると、約8割の方が歯周病にかかっている〕とのこと!
歯周病はむし歯と違って痛みが出ないことが多いので、知らないうちにどんどん進行します。
そして、気付いた時には歯が自然に抜け落ちるほど重症になっていることも…
歯を失う原因の第一位は歯周病と言われていますので、本当に怖いですよね(T . T)
本日はそんな歯周病の症状や原因、健康へのリスク、対策などについて簡単にお話していきます^ ^
歯周病って?
歯と歯茎の隙間から侵入した細菌が歯茎に炎症を引き起こし、さらには歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう病気のことです。
原因は何なの?
お口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいます。
これらは普段あまり悪いことをしませんが、歯磨きが充分でなかったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。
これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強くうがいをした程度では落ちません。
このプラークに含まれる細菌が歯周病発祥の原因なのです!
歯周病が早く進行する要因としては、歯ぎしり・くいしばり・不規則な食習慣・喫煙・ストレスなどが挙げられます。
歯周病のリスクとは?
歯周病菌が血液中へ入り込むと、流れに乗って菌は全身に運ばれていき臓器や血管壁にたどり着きます。
そして、その箇所で毒性を発揮し炎症を引き起こします。
この炎症は、中でも心臓や脳、子宮などへ及ぼす影響が高く、早産や低体重児出産の原因となったり、脳卒中などの脳血管疾患になる危険性が高くなると言われています。
歯周病のセルフチェックをしてみましょう
みなさんも一度、思いあたる症状をチェックしてみてください↓
・朝起きたとき、口の中がネバネバする。
・ブラッシング時に出血する。
・口臭が気になる。
・歯茎がむずがゆい、痛い
・歯茎が赤く腫れている。
(健康的な歯茎はピンク色で引き締まっています)
上記項目は全て歯周病の症状です。
当てはまる数が多ければ多いほど、歯周病は進んでいます。
さて、いくつ当てはまりましたでしょうか…?
☆歯周病にならないために☆
歯の表面を歯垢のない清潔な状態にしておく事が大切なので、まずは、正しいブラッシング方法で毎日歯磨きを行ってください^^
そして、歯茎の中まで入っている歯石を完全に取り除き、炎症を引き起こす細菌を徹底的に除去することでより歯周病を予防することができます♪
定期的に、歯科衛生士による専門的なクリーニングなどのメンテナンスを受けることが1番のオススメです♪
歯周病は、実は恐ろしいけどみんな知らない、誰にでも簡単になり得る病気です。
歯周病は口だけでなく、全身の健康の面からも予防が大切といえます。
歯周病予防をして、いつまでも健康な身体を目指しましょうヽ(*^ω^*)ノ